【古川】全国小・中学校作文コンクール奈良県大会表彰式
12月22日(火)、第65回全国小・中学校作文コンクール奈良県大会の表彰式が、ホテルリガーレ春日野で行われました。
本校からは、小学校低学年最優秀賞に細川さん(P3)の「サイレン」、同入選に谷澤さん(P3)の「セミの羽化」、同佳作に冬木君(P3)の「おいしいご飯」、小学校高学年入選に冬木さん(M2)の「私の好きな音」、同佳作に井手君(P4)の「姉弟げんか」が入賞しました。小学校12名の入賞者の内の5名が本校児童ということもあって、校長として私もこの表彰式に参加させてもらいました。
賞状授与の前に、県で審査を担当された杉岡博幸奈良県国語教育研究会会長から審査の経過と講評がありました。最優秀賞の細川さんの作品については、「この作品は全国大会でJR賞を獲得しました。私たちの審査した作品が全国でも認められて、審査員として嬉しく思います。病気で倒れたおばあちゃんを助けたいという思いを表現する力や救急車に乗っている時の周囲の様子を細かに捉える感性はとても優れていると思います。効果的な擬音語の使い方が緊迫感のある内容を生み出しています」と話されました。
また、応募作品全体については、「自分の経験したことを自分の言葉で書くこと、人の考えをまねるのではなく、自分の身近にある事物についてしっかりと調べて丁寧に書くことが大事です。作文を書くことは単に書いて終わりではなく、自分の歴史を刻んでいくことだと思ってください」と述べられました。
この後、受賞者代表の作文朗読があり、最初に細川さんが自分の作品を朗読しました。細川さんの語る「パーポーパーポー」という救急車のサイレンの音は、時におばあちゃんの助けを求めている声であったり、自分たちを不安にする音であったり、皆に協力を呼びかける気持ちであったりするように、私にも聞こえました。また、出来事の一部始終を、丁寧に、しかも長い文章で綴っていることに改めて驚かされました。
入賞した児童全員に、そして来年にはまた頑張ってくれるであろう本校の児童全員に向けて、拍手を贈らせてもらいました。