ニュース

【古川】P4稲刈り

校長
  • 【古川】P4稲刈り
  • 【古川】P4稲刈り
  • 【古川】P4稲刈り
  • 【古川】P4稲刈り

11月4日(水)、P4生(小4)たちが「稲刈り」を行いました。5月9日(土)に「もみまき」をした"ひのひかり"と"あさひもち"は順調に育って、棚田いっぱいにたわわに実っています。P4生たちが作ったカカシもみんな笑顔です。天気も上々、季節的には少し遅いのかもしれませんが、絶好の稲刈り日和です。

軍手に長靴姿のP4生たちが棚田に降りてきて、指導をしてくださっている「ならグリーンファーム」の飯田さんから説明を受けます。最も気をつけなければならないのは鎌の扱い方。「右手で束をしっかり持って、鎌を丁寧に扱うこと。勢いをつけて振り回してはダメですよ」と注意が飛びます。児童たちも恐る恐るの姿勢で刈り取り始めます。順番を待ちきれなくて鎌に近づこうとする者には、飯田さんからお叱りの声が...。

慣れてくるとペースも早まります。刈り取った稲は、Pグラウンドに設置されたコンバインで脱穀します。稲を刈る者、運ぶ者など分担が出来てきたようで、どんどん作業が進みます。棚田は、幼稚園の園庭の上にあるので、園庭で遊ぶ幼稚園児たちも、お兄ちゃんお姉ちゃんたちのテキパキとした動きを不思議そうに楽しそうに見つめています。

さて、最後は脱穀された籾の袋詰めです。大きな田んぼではコンバインで一連の作業としてするのでしょうが、ここではコンバインのタンク内にたまった籾を長いアーム状の筒から手に持った袋に吐き出させます。あっという間のことで、周りを取り囲んでいた児童たちも袋の中にどんなものが入ったのかに興味津々、頭を寄せ合って中の籾を見ていました。「あれだけ刈り取ったのに意外と少ないな」の声も聞かれましたが、そういう時こそ、出荷するために大量のコメを生産する農家の方々の労力と苦労に思いを馳せてほしいなと私は思ってしまいました。

最後の仕事は落穂拾いです。自分たちで育てた大切なコメを一粒も無駄にしないでおこうと、刈り取りの済んだ田んぼに目を凝らします。踏まれて黒くなったものもありましたが、丁寧に拾い集めました。11月27日(金)には収穫祭と餅つきを予定しています。自然の恵みを大切に、感謝をこめて味わいたいと思います。