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【古川】校内学級経営研修会

校長
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8月19日(水)、小学校教員による「校内学級経営研修会」を実施しました。この研修会は、互いの日頃の実践や取り組みを発表し、次の学期からのより良い学級作りや授業作りのために開催しているものです。

今回の発表者及び発表内容は、P3(小3)担任のY先生による「子どもたちの笑顔がはじける授業作り~授業をユニバーサルデザイン化する~」、P4(小4)担任のK先生による「指名あれこれ」、M1(小5)担任のK先生による「学級経営ノートの作り方と活用など」、P2(小2)担任のT先生による「子どもの豊かな成長のために、今、大切にしたいこと」でした。

P3Y先生の発表では「社会科の授業でのユニバーサルデザイン化」が主眼でした。クラスのすべての児童が興味を持ち、理解ができるように、「焦点化(具体的かつ間口の狭い発問から)」、「視覚化(視覚的資料の活用)」、「共有化(全員が思考する工夫)」という3点を述べられました。E黒板を巧みに利用されている先生ならではの発表だったと思います。

次のP4K先生の発表では、タイトルはシンプルなのですが、なかなかよく考えられたものでした。「教師が説明すればするほど、子どもは授業がわからなくなる」と問題提起され、発問を工夫して子どもたちに説明させるようにした方が皆の理解が進むという内容を語られました。

3番目のM1K先生の発表で印象に残ったのは、先生自身の「学級経営ノート」の公開です。毎日の担任としての行動や子どもたちへの指示などについて、その都度記録されているノートでした。特に感心したのは、子どもたちに示したルールを先生自身もきちんと守っているということ。「やってはいけない」と指示したことを破る者がいれば、その都度注意し、改めさせる。「まあいいか」と見過ごしてしまうことがいけないんだということをきちんと実践されていると感じました。

最後のP2T先生の発表は、ご自分の失敗した過去のことを話され、なかなか感動的でした。「子どもをかけがえのない存在として尊重し、豊かな成長を支援するためには、"ほめる"とともに、"心底しかる"ことが必要。子どもと真剣に向き合い、"愛情を持って"」という話は、まさに日頃のT先生の実践そのものだと思いました。

各発表を受けて、参加した教員もそれぞれの感想や実践の様子を話しました。「年齢や経験の差はあるが、教師として、人として必ず必要なのは人柄の良さであり、正直、誠実、約束を守る人間であることだと思う」と最後に私の感想を述べさせてもらいました。