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【古川】M2「和の精神」を学ぶ

校長
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6月29日(月)、M2(小6)Bの「礼法」の授業を見学しました。

講師は、幼稚園・小学校の礼法の時間と小中高茶道部で指導をお願いしている赤木先生です。授業は、今までに習ってきた和室(茶室)への入り方や歩き方、お床の拝見の仕方などから始まったのですが、どうも児童たちの歩き方がぎくしゃくしています。片足を引いて、もう一方の足で回りなさいと言われれば言われるほど身体が固くなってしまい、バランスを崩しそうになっています。

また、先に席についた者は早くも足のしびれと戦っています。おやおやと思いながらも、私も正座は苦手で、貴重な体験と思いながらも、児童たちにちょっと同情してしまいました。

皆が席に着いたところで、赤木先生から、お軸に書かれた「和敬清寂」の意味するところ、床に生けられた花みょうがとききょうについて、ふくさの扱い方についてなどの説明があります。M2生ですから以前にひと通り学んだはずなのですが、ここでも彼らはちょっともたもたした感じ。先生の指導が熱を帯びます。やはり「礼」を身につけるには一朝一夕には行かないようです。授業の中で学んだこうした作法が、彼らの将来の中のどこかで役立ってくれればいい、自国の文化や伝統の良さを知り、いつまでも大切にする心を身につけてほしいと願う気持ちで見学を終えました。

7月3日(金)には、M2Cの国語の授業を見学しました。この授業は、教科書にある狂言「柿山伏」を元に、班ごとに自分たち流の「柿山伏」を演じるというもの。各班とも工夫を凝らしたのは、山伏が無断で柿を食べていたのを見つけた持ち主が、柿を食べたのは犬か、猿か、鳥かと、からかうように山伏に尋ねる場面です。問われるままにそれになりきろうとする山伏をどの班もおもしろおかしく演じていました。セリフがうまく聞き取れなかったり、効果音に懲りすぎて手間取ったり、ドタバタ喜劇のようになって筋がよく分からなかったりするものもありましたが、皆頑張って「狂言」の世界に遊んでいました。

本校の教育目標にある「和の精神を育む」は、まずは"調和・協調"を言うのですが、日本を意味する「和の心」を学ぶことも目的にしています。身近に、楽しく、そして真剣に「和」を学び、親しんでほしいと思います。