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【中学校】【高等学校】第13回登美ヶ丘講演を開催しました。

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 8月29日(金)、第13回登美ヶ丘講演を開催しました。今回は、大阪市立大学大学院 医学研究科 脳神経外科 准教授 露口尚弘先生をお招きし、「脳神経外科ってどういう仕事? ~科学・医学・医療のはなし~」というテーマで講演いただきました。
 副題にある「科学・医学・医療」の違いの話から始まり、脳神経外科が扱う領域や疾患の種類、脳神経外科の日常の仕事内容、医学者・医療者として心掛けるべきこと、中高生の今意識しておかなければならないことなどの内容について丁寧に分かりやすく話してくださいました。
 「医学部に入ることが重要なのではなく、入学後、そして医者になってからも勉強を継続することが大切です。単に医師の資格があれば通用するのではなく、それぞれの専門毎に試験をクリアしていかなければ一人前ではありません。」「患者さんを診るためには、物事を系統立てて考えること、知識をきちんと整理することが大切です。前向きに、あきらめず、継続して、自分を過信せず、そして人に親切で優しく、冷静でいること、そうした人間が医師として求められています。」「脳は人体の中で一番清潔な場所であり、かつ未知な場所です。そこに医師としての感動と使命を感じています。」など、露口先生は生徒たちに向ってたくさんの示唆に富む言葉を残してくださいました。「これからの医師は英語とPCに熟達していることが当たり前」という言葉の時には、普段の授業を思い出して、生徒たちの身が少し引き締まったように見えました。
 「脳神経外科」という難しそうな世界の話に最初は戸惑っていた様子の生徒たちも次第に興味を引かれ、最後は次々に質問が出され、それに対して露口先生は丁寧に答えてくださいました。