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【中学校】奈良先端科学技術大学院大学による中学1年生理科実習を行いました

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9月1日に中学1年生(M3)の希望者を対象に、本校C棟の物理実験室で理科実習を行いました。これは、学校の授業ではできないような実験や最先端の技術に触れることで、理科に対する興味や進路への意識につながることを目標に、毎年実施しています。
今年は奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)情報科学研究科知能コミュニケーション研究室の戸田智基先生と研究室の学生7名を招き、「音(声)を科学しよう!」をテーマに科学の実習を行いました。

ストローでできた笛が筒の長さによって音の高さを変える実験や、マイクで拾った自分の声を音声変換するなど、普段の生活で耳にする音や声を使って実験を行いました。その中で、音の正体が空気の振動であることを確認し、異なる周波数の音同士を、割合を変えて足し合わせることでこの世に存在するすべての音がコンピュータで作り出せることを知りました。

また、研究室の学生が作ったアクセントクイズにも挑戦し、「文字にすれば同じでも、声に出せば違う意味を伝えられる」という声の利点を楽しく学びました。

最後に戸田先生は「音声変換技術は、いい面と悪い面がある包丁のようなもの」と述べ、失われた声を復元するなどの社会貢献技術である一方で、声の加工が詐欺などの犯罪に悪用される反面も提示しました。

受講した生徒からは「自分の声を、自由に変えることができて面白かった」「コンピュータを使っていろいろ実験できたのが楽しかったです」といった声が聞かれ、科学に対してさらに興味を深めたようでした。