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芸術鑑賞会を行いました

 
 

11月19日、中学3年生(Y1)と高校1年生(Y2)対象に芸術鑑賞会を行い、大阪市大槻能楽堂で狂言を楽しみました。鑑賞の前に舞台の仕組みや演目説明があり、能の体験では各クラスから1人ずつ能舞台に上がって姿勢や独特の笑い方、泣き方、台詞の言い回しなどを教わりました。

一つ目の狂言『柿山伏』では、柿を盗み食いする山伏を見つけた柿の木の主人が、面白い方法で山伏をこらしめます。二つ目の『附子』では主人から留守中に猛毒の附子が入った桶に近づかないように言われたものの、その正体を砂糖だと見抜きすべて食べた二人の家来が、留守から戻った主人を上手く騙すという話でした。両方の舞台で「かずら桶」が使用され、場面に応じて柿の木に見立てたり、附子が入っているように見立てたりする演技は興味深いものでした。

話の展開や役者の演技に、生徒は狂言の世界へぐいぐいと引き込まれ、時には大笑い。「最初は難しそうだと思っていたけど、分かりやすく楽しかったです」「声の張りや抑揚の表現に驚きました」など感想を話し、古典芸能の面白さを味わいました。