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Y1沖縄宿泊研修

校長
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今年で本土復帰50周年を迎える沖縄でY1(中3)学年が研修を終えました。従来なら3泊のところを2泊に変更し、3年ぶりの実施となりました。

初日は、平和祈念公園・資料館とクラスごとに「壕(ガマ)」を見学しました。壕内では漆黒の暗闇も体験し、避難壕や野戦病院として利用された痕跡を確認しました。案内してくださった78歳の方は、1歳の時に壕内で祖父を亡くされたことを思い、本校生徒たちがとても真剣にまた素直に話を聞いてくれたことに感激され、「この若者たちが平和な世の中をつくってくれるよと伝えたい。」と話しておられました。

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2日目以降は雨となりましたが、美ら海水族館、慶佐次川やんばる自然塾でマングローブ散策とカヌー体験、嘉手納基地の見学を予定どおり行いました。最後は定番の国際通りでショッピングと、塩こしょうの容器でパフォーマンスを楽しませてくれるステーキハウスで昼食をいただきました。

折しも沖縄では国民文化祭・全国障害者芸術・文化祭、「世界のウチナーンチュ大会」が開催中で、3年前に消失した首里城正殿の復興起工式が行われる時期でもありました。

美しい亜熱帯の島と青い海に囲まれ、生活に深く根付いた文化を体験するとともに、先の戦争で筆舌に尽くしがたい犠牲を被った県民の思いと慰霊の願い、平和を誓う決意に学び、短い期間ではありましたが、今も続く基地問題などを沖縄だけではなく日本全体の問題と考え、自分自身に何ができるのか考える機会となりました。