秋の深まる時期、Y２（高１）とY３（高２）の宿泊研修を実施しました。Y２は昨年実施予定で中止となった沖縄研修の代わりとして、四国に出掛けました。Y３は３月に予定しているオーストラリア語学研修が希望者のみの参加としたため、学年全体で実施する九州宿泊研修を急遽、計画し、鹿児島、阿蘇、熊本方面へ校長も参加させていただきました【写真】。

知覧特攻平和会館では、戦争の悲惨さと平和と命の大切さについて様々な展示と講話を通じて深く考え、鹿児島市内散策では幕末維新期に日本の将来を構想し、国づくりに奔走した薩摩藩士たちの気概に触れ、阿蘇・草千里ヶ浜観望、熊本地震で崩落した阿蘇大橋を見て、人力の及ばない大自然の美しさとその脅威に言葉を失う感銘を受けました。また熊本城でも震災の傷跡が残る中、復旧した壮麗な大天守に圧倒され、西南戦争の主戦場となった難攻不落の城郭建築を堪能しました。

どちらの学年も、研修委員の生徒を中心に事前学習の成果を生かしたしおりづくりや楽しいレクレーションの企画などもあり、生徒の自主的な活動も盛り込んだ研修となりました。
目まぐるしい日々の生活、そんな中で思い悩んだり、苦しんだりしてきたことがこの雄大な旅の空の下ではなんて小さなことだったんだろうと思えるような素晴らしい体験をしてくれたことと思います。