８月２１日、２学期始業式をZOOM配信で挙行しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大、デルタ株への置き換わり、近府県への緊急事態宣言の拡大・延長という事態を受け、始業時間を遅らせ、交通機関の混雑を避けての時差登校と５分短縮授業でのスタートとなりました。
また、生徒諸君が楽しみにしていたＭＹ尚志祭もやむを得ず延期とし、始業式式辞の冒頭で、生徒の理解と協力を求めました。

式辞では、東京オリンピックで大活躍した選手を例に、神が宿ったような奇跡的な勝利を生み出す力はいったいどこから来るのか、人間の能力とは何か、について話しました。つまり、人の能力には、顕在意識が制御する「見える能力」と潜在意識（無意識）が制御する「見えない能力」があり、前者は自分の意思で決意したり努力したりすることで制御できる能力ですが、後者はそれでは制御できない能力で、こちらの方が自分でも驚くほど、途方もなくすごい力を発揮する能力だと言われています。オリンピック選手や生徒たちがこれから立ち向かう大学受験などではこの「見えない能力」を全開にしないと勝負にならないことがあります。ではどうすれば、「見えない能力」を全開にできるのか・・・皆さんも大いに考えてほしい、と伝えました。

式後は、テニス部・辯論部・囲碁将棋部・競技かるた部の生徒に賞状を伝達しました。全国高等学校総合文化祭競技かるた部門に奈良県チーム代表として出場したＹ４生は、見事全国第３位入賞を果たし、銅メダルを獲得しました。よく頑張りました。おめでとう！