Ｍ３・Ｙ２(中2・高1)学年の生徒を対象として、「ネットリテラシー講演会」を開催しました。この学年は今年度より、一人一台のパソコンを購入いただき、活用を進めている関係で、他学年に先んじて実施しました。

講師は、なら情報セキュリティ総合研究所理事長にお願いし、ネット・スマホで子どもの周りにどのような危険性があるのか、被害にあった青少年の事例とフィルタリング利用について、ネット・スマホ依存とネットいじめの実態、いわゆる「デジタルタトゥー」（一度ネットに出た情報は消えない、消せない）、スマホの不正アプリなどについて、具体的な事例を交えて詳しく、分りやすく解説していただきました。

また「スマホ使用で成績・学力が下がる」という話では、脳科学者の研究が紹介され、１日２時間以上も勉強する子どもが４時間以上スマホを使用すると、ほとんど勉強しない子に学力で負けてしまうというデータやスマホの使用が１日１時間以内なら成績は落ちないという研究結果も紹介されました。（この話は昨年度後期始業式で校長も取り上げました。）

ＳＮＳは今や現代人には欠かせないツールですが、その世界に浸りきっていると子どもの脳は大変なダメージを受けます。学校でも引き続き指導してまいりますが、ご家庭におかれましても是非、お子様と使用時間を決め、守るようご協力のほど、よろしくお願いします。