オーストラリア語学研修が中止となり、その代替研修旅行として企画したＹ３（高２）九州宿泊研修（3/30～4/2）が終了しました。できる限りのコロナ対策を練り、旅のしおりに校長は、『特別な旅に出よう』と題して、メッセージを贈りました。

曰く、「「困り果てたら、必ず旅に出る。...人はいつもと違う景色に包まれるだけで違う考え方もあることに気づくのです。最も良いのは、山や海に行くこと。自然は多様性そのものなので、その中に身を置くだけで凝り固まった価値観がほぐれるのです。」...これは、ある精神科医が旅について書いた文章の一節です。ここには、私たちが旅に出る理由のほとんどに関わる真実があります。目まぐるしく展開する日々の生活。そんな中で降り積もった解決できない悩みも苦しみも、旅の空の下では、まあ自分はなんてちっぽけなことで悩んでいたんだろう、と思えてくることもあるでしょう。」

４日間の旅程の内、最初の２日は校長も引率させていただき、鹿児島の仙巌園、知覧を一緒に巡りました。旅はＹ４（高３）になる忙しい生徒にこそ必要だと思っています。日常を離れ、豊かな文化遺産に出会い、世界平和を考える体験などを仲間とともにする経験は、自身を清新にし、大いに視野を広げてくれます。それが高校生活最後の一年、目標突破を果たすエネルギーを増幅してくれるはず。　この「特別な旅」を明日からの"激勉"につなげていってほしいと切に願います。