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弁論大会で最優秀賞受賞

校長
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コロナ禍で開催が危ぶまれていた奈良県高等学校総合文化祭弁論部門発表会、兼全国高等学校総合文化祭弁論部門予選会が厳重な防疫態勢のもとで開催され、本校Y2学年の山本千景さんが見事最優秀賞を受賞し、来年の全国大会「紀の国わかやま総文2021」への出場を決めました。
 
今年の大会は5校8名の弁士が登場し、どれも高校生の鋭い感性で、テーマについて深く考え、自由でユニークな視点からの弁論が展開され、審査も大変難しかったと思います。
山本さんの演題は「SNSのSって何?」で、SNSで匿名で送られてきた言葉足らずのメッセージの内容を誤解したためにトラブルになった経験をきっかけに、みんなで分かりやすいメッセージを心がけ、SNSをSmile Networking Serviceにしていこうという呼びかけでした。顔と名前が見えない匿名メッセージの恐怖と危険性を指摘し、言葉をしっかり補うことで真に会話を楽しみ、互いに返信しやすくなるコミュニケーションツールにしていこうという社会への提言が高く評価されました。

校長室を訪ねてくれた山本さんは、「匿名メッセージを受けた体験を自分への教訓とし、記憶に残しておきたいという思いから今回の弁論を考えました。代々の先輩から全国大会出場を受け継いでいたのでプレッシャーがあったけど安心しました。」と喜びを語ってくれました。

山本さんは12月に大分県中津市で開催される福澤諭吉記念第59回全国高等学校弁論大会にも出場します。演題はネットリテラシー関連と伺いました。若者たちをむしばむ社会問題に大きな一石を投じる弁論となるものと期待しています。