新型コロナウイルス感染拡大で、全国中学校体育大会（全中）に続いて、全国高等学校総合体育大会（インターハイ）の中止が決まりしました。スポーツを通じて自己実現を目指す中高生たちの大きな夢と目標が一つ、断たれたことになります。
本校にも、全中・インターハイを目指して休校中も練習に励んでいる生徒がたくさんいます。中には、陸上競技部の南さんのように全国大会で入賞をねらえる選手もいます。その夢がすり抜けたことは誠に残念ですが、これまでの努力は高校できっと花開くものと期待しています。

　この災禍が治まり、生徒たちが元気に走り回り、汗を流せるよう、本校自慢の総合グラウンドの芝刈りが行われています。きれいな、青々とした新緑の芝が一段と輝き、それを駆け抜ける子どもたちを待ちわびているようでした。
その脇のプロムナードを歩いていると、ある先生が授業動画の撮影をしていました。様々に工夫を凝らし、生徒に分りやすく、興味が途切れないよう演出された"作品"が配信される中、いよいよこだわりの極致か、ＮＨＫ高校講座の番組収録を思わせるような撮影現場でありました。
生徒のいない閑散とした校舎内を歩いていると、あちこちの教室で手作りのカメラ台を設えて、授業を録画する声が響き渡っています。ついつい、お邪魔とは知りながら、教室に乱入しては撮影をストップさせる始末。

生徒の皆さん、まだまだ十分ではありませんが、先生方の心のこもった授業の贈り物をどうかしっかりとキャッチし、日々の学習に生かしてください。今後は、Web会議ツール「ZOOM」を用いたリアルタイムの朝礼・終礼、質問等を行えるよう準備を進めていきます。