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日本ジュニア数学オリンピック優秀賞受賞

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1月13日に行われた第18回日本ジュニア数学オリンピック予選において、Y1(中学3年)の男子生徒が優秀な成績を修め、関西地区優秀賞を受賞しました。日本ジュニア数学オリンピックは、中学生以下の若い世代の数学的な才能の発掘・育成を目指すものであり、その上の国際数学オリンピック(IMO) 日本代表選手へとつながっているコンテストでもあります。予選は全12問からなっており、試験時間は180分、今回の出場者の最高得点が12点満点中10点という相当に難しく厳しい試験でありました。聞くところによると、彼の成績は東京で行われる本選出場まではあと1点だったようです。

本人は、今年度の2学期に発足した数学愛好会会員として熱心に活動してくれているだけでなく、日頃から自主的に高校のレベルを超えた数学にも興味を持って取り組んでいます。今は『なっとくするオイラーとフェルマー』を読んでいるそうです。さらに数学だけでなく、経済理論やロシア語・韓国語・ラテン語などにも幅広く関心を持ち、知的好奇心旺盛な生徒であります。自分にとって未知な世界、知りたいことの解明のために時間も忘れて熱中できる探究力は他に卓越したものがあるようです。是非ともすべての奈良学園登美ヶ丘生にも身につけてほしい力であると思っています。

4月からは高校生になり、「今度は数学オリンピックに挑戦します」と語ってくれました。次こそは予選突破という目標を達成してもらいたいものです。そして、意欲のある生徒諸君は数学愛好会の活動に積極的に参加して、ともに切磋琢磨しながらさらなる高みに向かって挑戦してくれることを願っています。