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科学部、サイエンス・フェスタに参加

校長
  • 科学部、サイエンス・フェスタに参加
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夏休みの終盤、大阪のハービスHALLで開催された「青少年のための科学の祭典大阪大会2019(サイエンス・フェスタ)」に今年も本校科学部が参加し、たくさんの理科好きの子供たちに研究発表と演示・解説をしてくれました。

今年のテーマは、「握れる液体?ダイラタンシーのふしぎ」。駆けつけた校長にも分かりやすく解説してくれました。曰く、「ダイラタンシー現象とは、水と粉末をある一定以上の割合で混ぜたものに一気に力を加えるとおこる現象。一気に力を加えたときと、ゆっくりと力を加えたときで、物質が固まったり、液体のように固まらなかったりする」とのこと。その現象と原理を丁寧に具体事例も交えながら説明してくれました。多くの小学生や保護者が興味とワクワク感を持って、部員が準備した片栗粉と水で作った液体(固体?)を触り、感触を楽しみながら熱心に説明を聞いていました。この現象は、大きな地震の時に起こる液状化現象の説明や防弾チョッキの緩衝材にも応用されているそうです。また「名探偵コナン」のトリックにも登場したとか。

昨年は本校の研究発表「簡単!水を使って発電」が関西サイエンス・フォーラム理科奨励賞に輝き、本年も優秀賞を受賞しました。科学部諸君には、将来のイノベーションに繋がるような自由で固定観念にとらわれない豊かな着想で探究活動や研究を続けてほしいと期待しています。

本校の教育目標の一つに「科学的に物事を見る力を身につける」ということがあります。科学部の活動だけでなく、授業の中でも生徒の好奇心を大切にしながら、自ら課題を設定し、探究・考察・プレゼンテーションを行うという新しい学びを展開していきたいと考えています。