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奈良学園登美ヶ丘10周年記念式典

校長
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11月1日(木)、「奈良学園登美ヶ丘創立10周年記念式典」を開催した。平成20(2008)年に、幼稚園・小学校・中学校が開校して10年が過ぎ、翌年に高校が開校して10年目になる今年を創立10周年ということで、この式を開かせていただいた。開校まで、そして開校からの10年間に多くの方にお世話になってきたが、この式では、奈良県及び奈良市の教育行政の関係者、学校法人関係者、本校の子どもたちが日頃お世話になっている校医の先生方や制服・バス・給食・警備・旅行等の業者の代表の方々、育友会の役員の方々に来賓としてお越しいただき、現在在校する中学高校生、参加を希望された保護者の方々、教職員と共に10周年を祝っていただくことにした。

伊瀬敏史理事長先生に続いて、教職員代表として私が挨拶をさせていただいた。10周年を記念して児童や生徒から募集したキャッチフレーズ「さらなる未来に向けて on your mark」のことに触れて、「開校からの十年は、振り返ってみるとわずかな時間ですが、やはりその間には様々な山があり、谷がありました。想定内のことよりも想定外のことの方が数多くありました。それを乗り越えて今、新たな『位置について』のアナウンスが聞こえてきます。これまでのたくさんの方々の応援に感謝しながら、私たちは今、『さらなる未来に向けて』、このスタート位置についています。この学校に集う園児・児童・生徒、その保護者の方々と共に、私たちは新たな良いスタートを切りたいと思っています。年少の者が年長の者に憧れや敬いの心を持ち、年長の者が年少の者に思いやりをもって接しながら、お互いが助け合って走っていきたいと思っています」と言わせていただいた。

 第2部では記念講演を催した。講演者は、2015年にノーベル生理学賞・医学賞を受賞された北里大学特別栄誉教授の大村智先生。「私の歩んできた道」というテーマで、先生のご経歴や出会った方々、研究の内容やそれに対する姿勢などを中高生たちに語っていただいた。83歳という年齢を感じさせず、80分間情熱を込めて話をされる姿は、そのことだけで十分に説得力のあるものであった。最後に教えてくださった大村先生と同郷の建築家内藤多仲氏の「積み重ね 積み重ねても また積み重ね」という言葉が強く胸に響いた。