ニュース

M3生の体験入部

校長
  • M3生の体験入部
  • M3生の体験入部
  • M3生の体験入部
  • M3生の体験入部

クラブオリエンテーション後からの10日間、M3生のための体験入部期間が設けられている。その最終日前日(4/20)と当日(4/21)の放課後、クラブ体験をするM3生を追いかけて校内を見回ってみた。

金曜日、プライマリー体育館(P体)では、卓球部と剣道部の活動が行われていた。体育館に入って驚いたのは、卓球部の体験に来ているM3生の多さである。卓球部はP体の半面を使っての練習しかできないのだが、そこに先輩部員たちと20人を越えるM3生がいた。顧問の先生によれば、すでに入部の意志を伝えている者も多いと言う。世界レベルで活躍する日本人選手が増えて、それが刺激になっているのだろうか。ラケットを持ち、真剣な表情で球をつく者や、先輩の指導でスマッシュの体験する者たちがいた。また、隣の半面では、竹刀の持ち方を指導されたり、素振りの練習に取り組んだりしている剣道部の体験生がいた。素足での練習に早くも足に痛みを感じる者や、力が入り過ぎて肩や首を揉んでいる者たちがいた。M3生たちに見つめられて、先輩たちの練習にも普段以上に気合が入っているように感じた。

土曜日には、総合グラウンドに行ってみた。高校生の試合が近いので、M3生の姿はあまり多くなかったが、タータントラックで先輩と一緒に走る陸上部の体験生を見かけた。走り方を教えてもらっているのだろうか、二人で何度も短い距離のダッシュを繰り返していた。二人の笑顔と真剣さが、晴れた日と緑の芝生にふさわしかった。続いて、テニスコートに行ってみた。先輩たちに交じってボレーを打ち返す練習をするM3生たちがいた。ボールを出す先輩にとっては多少手加減しているのかもしれないが、M3生にとっては自分に向かって勢いよく飛んでくると感じるようで、打ち返そうとしているよりはラケットで自分を守ろうという動作に見えた。これから徐々に慣れてくるのだろう。華やかにコートで舞う姿を期待したい。

体験入部を終えて、入部するクラブは決まっただろうか。充実した中高6年間の学校生活を送るための、自らで決める大事な決断である。きっかけや動機は様々だろうが、興味を失うことなく最後まで継続できるクラブをよく考えて選択してほしい。