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Y1キャリアトーク講座

校長
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2月17日(土)、Y1生を対象に「第7回保護者によるキャリアトーク講座」を実施した。在校生の保護者の方にお越しいただき、ご自身の中高生時代のこと、なぜ今の職業を選ばれたのか、今のお仕事はどのような内容で、どのような苦労や喜びがあるのかといったことについてお話しいただいた。今年度は、国立大学大学院教授(法学部)、日本語教師(私立大学嘱託講師等)、医師(大学病院・産業医等)、大手企業化学分野研究開発職、自治体消防局消防吏員(水難救助隊)、弁護士の6名の方においでいただいた。お父様3名、お母様3名と、女子生徒の進路選択にも配慮した構成である。生徒たちはこの中から希望の2名の方を選び、各50分の講座を受講した。

時間の都合で、それぞれの会場を短時間ずつ聴講させていただいた。法学部大学院教授のテーマは、「リーガル・プロフェッションへの招待」。法律家になるための道筋や司法試験の内容を紹介いただいたり、研究者と実務家の違いに言及されたりと本格的な内容であった。日本語教師の方からは、中国やベトナムの方など多くの外国人が日本語を学んでいること、そして外国語としての日本語を教える場合の難しさなどについてお話しいただいた。企業の研究開発職の方は、「魚がくっつきにくいガスコンロの焼き網コーティング」や「色素増感太陽電池」など、ご自身が取り組んだ研究内容を丁寧に解説された。医師の方からは、医師になるまでのご自身の経験を述べながら、「成長が仕事に活きる」「やりがいがある」「医療現場に関わる様々の人とのチームワーク作りが大切」など、医師のメリットや役割を説明された。消防局救助隊の方は、今朝9時までの勤務を終えて参加してくださった。「救えない命もあるが、大切な命に係わるということ自体にやりがいを感じている」と熱く語ってくださった。弁護士の方からは、「弁護士になるまでも大変だが、なってからがもっと大変。社会経験の豊かさが活きる仕事。多くの人や事に関わって経験を積むことが大切」というアドバイスをいただいた。

各分野の高度な話に圧倒されながらも、それぞれの教室で熱心に聴き入る生徒たちの姿があった。ただ勉強すればよいのではなく、何を目標に、どういう夢を実現するために今を頑張るかということに気づいてほしいと思う。