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M3・4英語レシテーションコンテスト

校長
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7月24日(月)、恒例のM3・M4(中1・2)英語レシテーションコンテストが開催された。各学年とも、EC(イングリッシュコミュニケーション)授業において練習を重ね、クラス予選を通過した精鋭たちである。英語Native教員と中学教頭と共に、私も審査員として参加した。

1~2限目にM3のコンテストが行われた。暗誦課題は例年と同じく「The Greedy Dog」。食い意地のはった犬が、川面に映った自分の影がくわえる肉を奪い取ろうとして、自らの肉を取り落してしまう話である。今年のM3生は例年以上に気合が入っており、開会直前まで発表の練習に取り組む者が多かった。会が始まって、いつもながら感心したのは皆が英文をしっかりと覚えていることである。中には、緊張のせいで詰まってしまった者もいたが、内容を理解した上での暗記がきちんとできていた。審査をしていて点数が分かれたのは発音と抑揚である。英語をよく知らない私が言うのもおこがましいが、聴いていて耳に心地よく、退屈しない話しぶりの者が高い評価を得たと感じる。

3~4限目にはM4のコンテストが行われた。暗誦課題は「The Zoo」。落語の「動物園」を英語に直したものである。文章が長く、会話文も多いので、暗記力と表現力が問われる。だが、M3に比べて各自の発表レベルが高く、実力が拮抗していた。さすがにM4だと感じさせられた。代表の中の唯一の男子A君の発表は、最初やや頼りなさを感じたのだが、聴いているうちにそれが虎として雇われた登場人物の男の情けなさや不安感をうまく表現しているように思われ、本物の英語落語を聞いているような印象を受けた。なかなかの健闘であった。優勝したIさんは、昨年に続いての2連覇達成である。発音や抑揚もさることながら、間やテンポ、さらには表情や身振りなど、英語の一人芝居を見せてもらっている感じであった。中学1年生と2年生の明るく楽しく英語に取り組む姿を堪能させてもらった。