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M体育大会

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6月1日(木)、M体育大会を実施した。これは、小学校5年生から中学校2年生までのMiddle課程の児童・生徒が集まっての体育大会という4-4-4制を行う本校ならではの行事である。前日の急な雷雨でグラウンド状態が心配されたが、芝生であるが故に水分を多く含んだ部分での競技の場所を変更しながら、すべてのプログラムを無事行うことができた。

午前中のプログラムは陸上競技的内容で、各学年男女による60mハードル走、200m走、100m走が行われた。小学校5年生の200m走はなかなかに苦しいものだと思うが、とにかく懸命に走る。そうした下の学年の様子に刺激されて、上級の学年の者たちも頑張りを見せてくれる。これがM体の魅力である。続いて行われた、各クラス対抗リレーでも、こうしたMiddleという集団ならではの、壁を乗り越えようとする力や下の者に負けまいとする意地の発揮が見られた。

今回興味を惹かれたのは、午前と午後の最後に行われたM3・M4による団体競技である。午前には、M3・M4同時に「8の字縄跳び」が行われた。クラス全員が一列になって長縄を跳んでいく、その一列が8の字を描くように進んでいくのでこう名付けられたようだ。時間制限の中で何回(または何人)跳んだのかで勝負が決まる。一斉スタートなので他のクラスを見ている余裕はない。とにかく自分たちが跳ぶのに一生懸命である。男子も女子も皆協力し合って、休むことなく跳び続ける。彼らの笑顔と一生懸命さが直に伝わってくる競技であった。

午後には、M3が「カウボーイ競走」、M4が「2人3脚~6人7脚リレー」を行った。投げ縄に見立てたボールを振り回して的を落とす「カウボーイ競走」では、騎馬の丈夫さと騎手のボール扱いが鍵。ボールの方が飛んで行ってしまうという珍プレーもあったが、何よりやっている生徒たちが楽しそうであった。M4の競走は次第に人が増えていくところにおもしろさを感じた。急いたり慌てたりしないチームの方が結局は得をするということが見ていてよく分かる。互いの中の良さも大きく影響するようだ。

どの学年もよく頑張り、いい汗を流してくれた。MiddleのMは「みんな」のMかもしれない。