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Y3オーストラリア語学研修出発

校長
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6月5日(日)、梅雨に入ったばかりの近畿地方は雨の朝を迎えた。いよいよY3(高2)生たちのオーストラリア語学研修への出発である。

関西国際空港2階の国内線ロビーに一旦集合した生徒たちは、そこでの出発式を終え、4階の国際線出発ロビーへ。国内線ロビーに比べて、なんと多くの人がいることか。日本人だけではなく、様々な国の人々がこれから日本を旅立とうとしている風景があり、それらの一人となることを生徒たちは実感したようである。もちろん、まだまだ指示されるままに動くだけであり、前の人の通りすればスーツケースも預けられるし、出国審査場所にも行けるであろうと思ってはいるのだろうけれど、笑顔の中にも緊張があり、新しい経験を新鮮な気持ちで味わっているようでもある。

いつもながらありがたく思うのは、見送りに来ていただいたたくさんの保護者の方に対してである。生徒たちの中には自分一人で大丈夫と思っている者もいるのだろうが、やはり親としては心配である。生徒たちに"自立心"を説く私たち教員も、それではダメだとは思いつつも、本音を言えば心配である。出発日を日曜日としているのも、可能ならば見送りに来てあげてほしいという思いからである。私が感じたのと同じように、生徒たちの笑顔の中の緊張感を読み取りながら、保護者の方々もやや引きつった微笑みを浮かべつつ、生徒たちを見送ってくださった。シンガポール航空SQ235便の離陸予定時間は10時55分。混雑を予想して早めに集合し、手荷物検査場へも揃ったクラスから順次入るように促したため、10時前には彼らの姿は見送りの私たちから見えなくなった。最後の表情を見ることができず、寂しく思っている保護者の方もいらっしゃったが、生徒たちは明るい笑顔と"いってきます!"の声を残して旅立って行った。

夕刻には、順調にシンガポールに着いたと付き添いの教員から連絡があった。ただし、彼の地の気温と湿気に、飛行機を出た途端の生徒たちから悲鳴が上がったそうである。さらに、翌日朝には、ブリスベンに無事到着との連絡が入った。さあ、これからが本番である。有意義な"冒険"を期待する。