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【古川】Y3夏季数学セミナー

校長
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8月4日(火)~6日(木)の2泊3日で、Y3希望者対象の夏季数学セミナーが実施された。場所は、恒例の、四条畷市の緑の文化園内にあるSEI生駒セミナーハウス。現Y3生にとっては初めての勉強合宿であり、そこに59名(男子39名、女子20名)が参加した。中には前日までのクラブの合宿を終えて、その足でこのセミナーに駆けつけた者もいるようである。例年通り、夏季は合計31時間の数学漬け。今年度は、AdvanceコースとStandardコースの2コースを用意し、Try問題演習に取り組むグループとExercise問題の講義と演習に取り組むグループに分け、数学教員5名も待機し、常時質問を受け付けることができる体制で臨んでくれた。

今回私が訪問したのは、最終日3日目の午前中である。すでに合計24時間以上の勉強をこなした後の昼食前という時間である。Advanceコースの会場に入ってみると、皆一生懸命問題に取り組んでいる。が、しかし、よく見ると極端に姿勢の低い者がいる。皆を見回りながらそこへと進んでいく。勉強に疲れたのか、よく寝つけなかったのか、それともたまたま今この時だけ目をつぶっていたのかは分からないが、そこは校長の務め、優しく(?)脇腹をつついてあげた(もちろん男子です)。一瞬"ここはどこ? あなたは誰?"というリアクションがあったが、そこはまだまだ若い高校生。すぐに現状に気づき、慌てて問題の続きに取り組む姿。微笑ましい光景であったのか、周囲の生徒たちもほっと和んだ様子である。

次にStandardコースの会場を訪れた。休憩後の講義が始まろうとしていたが、ここではもっと大物を見つけてしまった。床に大の字で目を覚まさない者がいる。教員に断って、そっと近づき、耳元で「もう始まってるで~」と囁かせてもらった。飛び起きた大物は何事もなかったかのようにホワイトボードに真剣な目を向ける。その変わり身の早さにおいても大物であった。

数学教員の待機室では質問者が訪れて、指導を受けている。高2の夏、大学受験のスタートと言える夏。まず始めてみること、今までを反省するとともに、それで諦めてしまわないこと、そして続けることの大切さを知ってほしいと思う。よく頑張った!