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【古川】卒業生の尚志ノート

校長
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春休みになり、大学入試を終えた卒業生や大学に通う卒業生たちが、連日のように学校を訪問してくれている。そんな彼らを迎える道具として、教頭先生が、職員室内のテーブルに「卒業生の尚志ノート」というものを用意してくれた。

「尚志ノート」というのは、本校の中高6年間に生徒たちに課す「家庭学習記録ノート」のことであり、2年ごとに「尚志」「仁智」「力行」と校訓にちなんだ名前が付けられている。「家庭学習記録」とあるが、いわば担任や副担任の先生方との毎日の交換日誌のような存在であり、毎日コメントを書くのは大変だが、生徒たちも先生方もよく頑張って続けてくれている。

卒業生たちにとっては懐かしい名前であり、そこに友人たちのコメントが書かれているのを見て、自分も一言と書き綴ってくれている。ここでは、大学合格の知らせを書いてくれたコメントを紹介させていただく。無断掲載お許しあれ!

・「1浪で大阪大学に合格しました。去年、受験に失敗して、とても悔しく、その悔しさをバネに『絶対受かってやる!!』という気持ちで、朝から晩までストイックに頑張りました。先生方には本当にお世話になりました。......」
・「1浪で京都大学に合格し、今日は先生方に感謝を伝えるために来校しました。大学に落ちて、1年間勉強し直す事は、高校3年生の時に1年間勉強するよりもはるかにつらいです。現役生には負けられないというプレッシャーもすごくあります。成績も伸びにくいです。しかし、この大学に行きたいという気持ちが強い人は、浪人生でも必死で頑張ることができます。......僕の考えでは、浪人の1年間を苦しめば苦しむほど、それを乗り越えた時の成長も大きいと思います。」
・「後期で進路が決まりました! 前期がダメでもまだまだ諦めるな!」

中には、「『寝てる時以外は眠たいし、食べてる時以外はお腹がすいている』と誰かが言っていたことを思い出し、確かにそうだなと思っている」と、哲学を語っているコメントもあった。嬉しく、楽しく目を通させてもらった。