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【古川】東日本大震災から4年

校長
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3月11日(水)、職員朝礼後、P4(小4)生4人が校長室にやってきた。P4学年では、1月と2月に総合的な学習として「被災地の『いま』を伝えるプロジェクト」を実施した。そして、そこで学んだことを、校内の多くの方に伝え、広げていこうという取り組みを行うことになり、「それなら中高の校長先生にも伝えよう!」となった訳である。

私の校長室を訪問してくれた4人は、2月10日(火)に本校にお越しいただいた三陸鉄道代表の望月正彦さんの話にたいへん感銘を受けたようで、多くの苦労を重ねながら三陸鉄道の復興を果たした望月さんの「どんな時もあきらめない。あきらめなければ努力は報われる」という言葉を大切にしていきたいと発表してくれた。そして、彼らが制作した「あきらめない心」のポスターを贈ってくれた。

4年前に起きた大震災の当日に訪れてくれたことを感謝すると共に、その年に小学校に入学したことをいつまでも覚えておいてほしいこと、三陸鉄道の話だけではなく、実際にどのようなことが起こり、どれだけの方が犠牲になったのかということ、大切な人を失うことの哀しみを考えてほしいことなどを彼らに話した。

間もなく午後2時46分という時間を迎える直前に、この原稿を書いている。「あきらめない心」と共に、「忘れない心」も大切にしていきたいと祈るつもりである。