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理科の出前授業を行いました

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 P3学年(小3)を対象に理科の出前授業「糞虫の生態とその魅力〜なぜ奈良公園はいつも変わらず美しいのか?〜」を行いました。講師はならまち糞虫館 館長の中村圭一先生です。

 授業の前半では、フン虫と呼ばれる昆虫の定義や日本のフン虫、フン虫の生態が紹介されました。奈良公園に生息するオオセンチコガネは、青く輝く美しい姿をしていることから一般に「ルリセンチコガネ」と呼ばれています。中村先生が写真を交えて解説すると、児童たちからは「ルリセンチコガネが青くなるのはどうしてですか?」「フン虫は飼えますか?」など、活発に質問が上がっていました。

 授業の後半では、たくさんの鹿が暮らす奈良公園がなぜフンだらけになってしまわないのかに着目し、フンを分解するフン虫の働きについて学びました。

 授業の締めくくりは、顕微鏡を使ったフン虫標本の観察です。各班それぞれに異なるフン虫が配られ、種類を特定する同定作業に挑戦しました。中村先生からは、「体の大きさや採集された季節など、科学的なデータを手がかりに見分けましょう」とアドバイスがありました。

 児童たちが身近な昆虫や自然の循環に興味を持つ、貴重な機会となりました。