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福祉体験を行いました

 
 

小学校4年(P4)生の児童が福祉体験を行いました。これは疑似体験を通して高齢者や視覚障害者への理解を深め、気配りや思いやりの心を育むための取り組みです。

まず、ペアを組み、体験者はアイマスクを装着して介助者にリードしてもらって歩行しました。介助者は進行方向や足元への注意を促し、階段では手すりを掴ませる等、積極的に声をかけながら歩きます。そして、高齢者の手の動きを感じるため、軍手を重ねてはめてものを掴んだり、本をめくったりする疑似体験をしました。

そして、児童の代表者と先生が高齢者疑似体験全身セットを装着して歩く様子を見て、普段の歩行との違いについて考えました。体験者は「膝が曲がらない」「前かがみになってしまい、手を腰に当てる姿勢が楽と感じる」と感想や意見を交わし合いました。

体験後はワークシートに「自分がどこにいるのかわからないのは、すごく怖かった」「どう言えば目の見えない人に道順を伝えられるのか考えた」等、それぞれの感想を書き込みました。今回の体験を通じて、高齢者や視覚障害者の感覚を知り、どう寄り添っていけばよいのかについて考えてくれたようです。