新型コロナウイルスの感染状況の心配があった２年間は、お茶室に子どもたちが集まって学習することが難しく、礼法の学習は行えませんでした。でも、今年度は防疫対策をしっかり行ったうえで学習できる状況となってきました。

P3（小学３年）生が礼法の学習をしている様子をのぞきました。１回目の礼法では、お茶室のお床とお花、お軸のお話。お軸に書いてある「和敬清寂」とは、茶道で、主人と客が互いの心を和らげてつつしみ敬い茶室の品々や雰囲気を清浄な状態に保つこと、ということに触れながら、お互いに心を通い合わせる大切な場所であることを教えていただきました。２回目の礼法では、帛紗(ふくさ)の付け方やたたみ方を頑張りました。お茶室へ入るときの「真のご挨拶」にもだんだん慣れてきました。

ふだんの教室とは違う雰囲気の中、背筋を伸ばして日本文化を体感している子どもたちです。大切な時間です。