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プライマリー2学期終業式

校長
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12月24日(土)、1限目にプライマリーの2学期終業式を行いました。

私からの式辞は、「7月最初のP朝礼時にA先生がおっしゃっていた話を覚えていますか?」という問いかけで始めてみました。最初に手を挙げてくれた児童は、「和菓子の話だった」と答えてくれ、私を驚かせました。よく覚えているなと感心したのです。その時のA先生の話は、「夏越の祓」や「水無月」という和菓子を話題にしたものでした。2学期の終わりにあたり、「年越の祓」や「年越しそば」の話を児童たちに紹介し、1年をしっかり締めくくってほしいという話をしたくて先の問いかけをしたのです。さらに続けて、「『一年の計は元旦にあり』という言葉があります。今年一年の目標や決意は元旦に決めるのが良いと言われています。その時には、"お・しょう・がつ"という文字にちなんで、「お:落ち着いて(行動する)」「しょう:正直に(話す)」「が:我慢強く、つ:続ける」という言葉を入れてみてください。」と話しました。この2学期の学校生活を通じて成長を見せた児童たちが、さらに心を磨く課題に取り組んでほしいと願って、このような話をさせてもらいました。

式辞後には、「日本学書展」特選受賞者と全国小・中学校作文コンクール奈良県審査の受賞者への賞状授与を行いました。小学校低学年の部で最優秀賞を受賞したP3の中嶋君には、受賞作品をみんなの前で読んでもらいました。題名は「五十メートルの愛情」。夏休みのある日、いつものようにおばあちゃんたちの家から帰る時に、自分の家に入る直前に振り返ると、50m離れた玄関先で、おばあちゃんがずっと見守ってくれており、その50mという距離が、おばあちゃんの愛情で満たされているような幸せを感じたという内容の作文でした。児童たちは、誰もが心当たりのある体験であるのか、真剣に中嶋君の朗読を聞いていました。

終業式の後には、各教室を見て回りました。2学期の通知表を渡されて、他の子には見えないようにしながらじーっとのぞき込む児童やニコニコした笑顔で他の子と比べ合う児童、一人ひとりが前に出て2学期に達成したことを発表し合うクラス、今夜のクリスマスイブを楽しみにして、一刻も早く帰ろうと片付けを急ぐ様子など、2学期終わりの子どもたちの様々な表情に出会いました。