ニュース

【古川】こども二科展

  • 【古川】こども二科展
  • 【古川】こども二科展
  • 【古川】こども二科展
  • 【古川】こども二科展

10月28日(水)、出張の合間に、開催中の第64回こども二科展に入賞した本校の子どもたちの作品を鑑賞するために天王寺の大阪市立美術館を訪れました。

本校から個人の部で入選したのは、P1(小1)井上君の「さっぽろゆきまつり」、P2(小2)大田君の「サタンオオカブト」、P3B(小3)平沢さんの「夜の花火」、P3佐藤君の「カブトムシ」の4作品です。まずはこれらの作品をじっくりと鑑賞しました。同じ壁面にある他校の作品と比べると、この4人の作品は渋い色遣いで、物語性のある場面を描いているように感じました。児童たちが自分の中で物語を展開させながらこのような絵を描いたのではないかと推測して、嬉しい気持ちになりました。

個々に見ると、大田君の「サタンオオカブト」の迫力が印象に残りました。画面いっぱいに描かれたサタンオオカブトが、上下にあるその鋭い角で何かを挟んでいるようです。背中のつやや上角の輝きの描き方がとても上手だと思いました。佐藤君の「カブトムシ」は、全体の色調に感心しました。虫たちの世界観のようなものを感じさせる作品で、太く黒く描かれた虫の存在がピタッと決まっていると感じました。

井上君の「さっぽろゆきまつり」は、雪景色の白い世界にうまく他の色を取り入れているところが良いと思いました。木々や建物、そして人物を上手く見たまま感じたままに配置し、描き分けています。平沢さんの「夜の花火」は、打ちあがった花火と、それが水面に映っている様子が描かれています。真っ暗ではなく、花火が輝いた時の淡い夜の景色の描き方も素敵だと思いました。

以上、絵画についてはあまり知識も技術もなく、単なる私の感想にすぎませんが、じっと見ているとこれらの作品の良さが伝わってきました。忙しい中、静かでゆとりのある時間を過ごすことができました。

この「こども二科展」の展示は11月1日(日)まで。最終日には入選作品の表彰式があります。他校やアトリエ教室の子どもたちの作品もたくさん展示されています。時間があれば、鑑賞に行ってあげてください。