ニュース

【古川】1学期P終業式

校長
  • 【古川】1学期P終業式
  • 【古川】1学期P終業式
  • 【古川】1学期P終業式
  • 【古川】1学期P終業式

7月18日(土)、P終業式を行いました。前日の17日(金)は、台風11号の上陸で奈良市に大雨警報が出て休校となり、最後の授業と大掃除ができないままこの日を迎えることになりました。また、その台風の影響がこの日も続き、交通機関に乱れが出ましたが、ご家庭の協力もあってほぼ全員元気な姿で1学期最後を迎えることができました。

終業式で、私が児童たちに伝えたのは、「転ばぬ先の杖」ということわざでした。最初にこのことわざを紹介して、子どもたちに意味を尋ねてみたところ、なんとP1生(小1)から、「ケガをしないように気をつけること!」と的確な答えが返ってきました。1学期の子どもたちの様子を見ていると、新学期ということで何をやるにもみんな一生懸命で、張り切っていました。でも、そんな生活の中で起こるちょっとしたミスやトラブルが多発していたことも事実です。授業の用意では忘れ物があったり、テストでは同じまちがいを繰り返したり、冗談やいたずらで友だちの気持ちを傷つけてしまったりということがありました。その都度"反省"や"ごめんなさい"はできているのですが、それだけではダメだと思い、終業式にこの言葉をぶつけたのです。

「これからやろうとすること、やらなければならないことのために、どういう準備が必要なのかを考えてください。目に見えない杖を心や頭の中に持ってください。そうすれば、後になって『しまった!』と思うことも防げるし、保護者の方や先生に叱られたり、注意されたりすることがなくなります。夏休みの過ごし方も、まずこの『転ばぬ先の杖』をしっかり準備してください。」と訴えました。今日という日にあたって、最後に言ったことが一番肝心だということを、子どもたちは気づいてくれたでしょうか?

式後、各クラスの様子を見て回りました。配布物や連絡の後はいよいよ通知表を渡す時間です。順に、各担任から丁寧な説明と共に通知表が手渡されます。みんな真剣で神妙な顔つきです。ほめてもらってニッコリ、頑張れと励まされて強くうなずく姿など、いろいろな表情を見せてもらいました。1学期の無事終了にホッとするとともに、事故やケガなく元気に夏休みを過ごし、自分を高めるチャレンジの夏であってほしいと次への期待を込めて、彼らを見送りました。