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【古川】P1の詩人たち

校長
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P1(小1)では、『らみい』と『ほっぷ』という学級通信が発行されています。それぞれ毎回ボリュームのある紙面で、子どもたちの様子、勉強の進み具合、保護者の方からいただいた「ひとこと欄」などが掲載され、私も楽しみに読ませてもらっています。

この両紙に、子どもたちが書いた詩の特集がありました。入学して2ヶ月、文字や言葉を学ぶ毎日の中で、それらを使って自分の気持ちを他の人に伝えたいという思いが大きく膨らんできているようです。そんな彼らの気持ちの一端を紹介します。

 まずは、『らみい』で紹介されている、工藤直子さんの『のはらうた』にならって"むし"になりきって書いた詩2編。

「くわがたは じゅえきをのむんだぜ きにのぼってな くわがたはなつにでてくるぜ おれはつよいぜ でもかぶとむしにまけるときもあるけどな かつときがあるんだぜ(森君)」

「わたしは、あげはちょう。きれいでしょ。にんげんにとられるのがいやなの。わたしはみつばちだけがきらいなの。はりっていたいもんね、だいきらい。かわいいからゆうかいされちゃうかもね。でもゆうかいされない、はねがあるもの。でもきれいでしょ、わっははー。みつばちいがいはぜんいんともだちだもん。わたしはせかいじゅうにいったことあるの、すごいでしょ? わたしでよかった。(小西さん)」

次は、『ほっぷ』で紹介されている「好きなことを思い浮かべながら書いた詩」を2編。

「つきみそうは、あるひつぶやいた。つきみそうのゆめは、おつきさまにとんでいくことだってさ。つきみそうは、ぜったいおつきさまに、いつかは、ぜったいおつきさまにとんでいくぞと、ひとりごとをいった。(下川原君)」

「ゆめ さあねよう ゆめ すてき ゆめ ってなあに ゆめ たのしい ゆめ さあみよう ゆめ どれがすき? ゆめ たのしいよ! ゆめ こわいゆめ ゆめ はなそう。(永峯さん)」

ただ素直に自然に出た言葉というよりも、子どもたちの頭や心の中で考えられ感じられ、工夫され練られた言葉がうまく組み合わせられていると思います。勉強の成果、成長の証しと言えるかもしれません。しっかりと見つめ、豊かな感性を磨いてほしいと思います。