【進路指導】医学部探訪を実施しました
12月13日(土)、本校にてY生(中3~高3)を対象に「医学部探訪」を実施しました。
一昨年度から始まったこの企画は、昨年度まで大学で実施していましたが、本年度は日程の都合により本校大講義室で行いました。本校での開催にあたって企画の内容を再検討し、今回は「本校卒業の現役医師による講演」と「現在、大学の医学部医学科に在籍している本校卒業生との座談会」という形での実施となりました。
第一部の講演では、本校の中学1期生(2014年卒業)のお二人にご講演いただきました。腎臓内科医の先生からは、ご自身が医学部を選んだ理由や本校在学中の勉強方法、医学部を卒業した後のキャリア形成、専門とする診療科の選び方のほか、医師になって大変なこと、良かったことなど、多岐にわたるお話を非常に分かりやすくお話しいただきました。循環器内科医の先生からは、医師の一日の仕事内容や内科の様々な専門分野についての説明のほか、実際の手術の動画なども見せていただき、医師の仕事がより身近に具体的に感じられるお話をいただきました。講演後の質疑応答では、一部の診療科の人材不足や病院が直面する赤字の問題などについてもお話しいただきました。また、第二部にご協力いただく現役医学生からの質問にも医師の先輩としてアドバイスをしていただきました。
第二部では、現在、医学部医学科に在籍している7名の卒業生にご協力いただき、生徒からの質問に順番に回答していただきました。「医学部を選んだ理由」など医学に関係のある質問だけでなく、「ご自身の中高6年間で鮮烈に覚えていること」という質問にもバラエティに富んだ回答をしていただきました。全体の質問が終わった後は、大講義室で散らばって座っていただき、生徒たちがそれぞれ順番に先輩方に質問するという形式を取りました。この日は20名前後のY生が参加してましたが、全体の質問よりも個々に質問する方が話しやすかったようで、生徒たちは次々と質問を投げかけていました。(第一部でご講演いただいたお二人にも質問の対応をしていただきました)
お忙しい中、後輩たちのためにお時間を作っていただいたお二人の先生はもちろんのこと、国家試験の勉強に忙しい医学生の先輩方も生徒たちのためにご協力いただき、ありがとうございました。今回の貴重な経験が、生徒たちの今後に役立つことを願っています。


