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理科の実験授業

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本校では、科学的に物事を見る力を育てるために、多くの実験授業に取り組んでいます。今回は、Y2(高1)とM3(中1)理科の実験授業に参加しました。

Y2は、ニワトリの肝臓からDNAを抽出する実験です。肝臓に氷と中性洗剤を加え、ミキサーで破砕して、染色体を溶液中に出します。そこに食塩水を入れ、よくかき混ぜた後、ガスバーナーで加熱し、その溶液をガーゼでろ過します。ろ過した液を冷やして、エタノールを流し込むと、ろ液に含まれているDNAがもやもやと境界面上に析出してきます。これをピンセットで取り出し、ろ紙を敷いたシャーレに移し、酢酸オルセイン液を滴落して、紫色に染色されたDNAを観察しました。

M3では、力の大きさとばねののびの関係を調べる実験をしました。スタンドに太さの違うばねをつるし、その先端におもりを順次つるして、ばねののびを測定し、結果を表に記録します。それをグラフ化して、太さの違うばねで結果はどうなるかを考察し、ばねにはたらく力とばねののびは比例の関係にあるという「フックの法則」について学びました。

どちらの実験にも、生徒たちは興味をもって真剣に取り組んでいました。自然界の法則や諸現象に、実験を通じて気づき、解明しようとする探究力をこれからも育てていきたいと考えています。