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Y4人権講演会を開催

校長
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「多様な性を知り、自分を知ろう~ろうLGBTの立場から~」をテーマとして、Y4(高校3年)学年を対象に人権講演会を開催。講師には、Deaf LGBTQ Centerから山本芙由美さんをお招きして、「多様な性」に対する理解を深めるとともに、社会の中で様々な人と関わり合いながら、互いに尊重し合って生きていくことの大切さを考える機会としました。山本さんは聴覚に障害を持っておられ、手話通訳者の発語による講演となりました。

 「性」についてどれくらい知っているか、クイズ形式で講演が始まり、LGBTQとは何か、中でも「Q」とは「性的マイノリティ」あるいは、自分の性のあり方をハッキリと決められなかったり、迷ったりしている人、または決めないとしている人であること、LGBTQに対する世界各国の対応の違い、トイレや更衣室、友人関係や恋愛関係など直面する問題の違いなどの説明がありました。あなたは男性?女性?どうしてそう思う?いったい性別って何?の問いかけから、皆の顔が違うように「性」も人それぞれに違うこと、からだの性と心の性、見た目の性の認識があることを学んでいきました。さらに、同性愛者をはじめとした性的少数者についての法的保障、自治体のパートナーシップ制度、カミングアウトを受けるときの7ヵ条などについても話が及びました。

 生徒から山本さんに、同性愛者であることを自覚されたのはいつ頃か。親に伝えにくいと仰ったが、お母さんの反応はどうだったか。手話での告白の仕方は?などの質問が飛び、山本さんからは丁寧にお答えをいただきました。限られた時間ではありましたが、多様な性を知り、自分らしく生きることの意味について深く考え、お互いに人権意識を高める貴重な時間となりました。