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Y1生対象保護者によるキャリアトーク講座

校長
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2月16日(土)、Y1生(中3)を対象に「第8回保護者によるキャリアトーク講座」を実施した。本校在園・在校生の保護者の方にお越しいただき、ご自身の中高生時代のこと、なぜ今の職業を選ばれたのか、今のお仕事はどのような内容で、どのような苦労や喜びがあるのかといったことについてお話しいただいた。今年度は、歯科医師、大学教授、税理士、テレビ局アナウンサー、国連機関職員の5名の方においでいただいた。生徒たちはこの中から希望の2名の方を選び、各50分の講座を受講した。

時間の都合で、それぞれの講座を短時間ずつ聴講させていただいた。歯科医師の方は、今は歯科医師が過剰気味で、収入や仕事量の多さでは必ずしも満足できるものではないかもしれないが、君たちが大学を卒業するころには再び歯科医師不足がやってくるかもしれないので、その点ではこれから目指してよい職業だと説明されていた。情報科学を専門にされている大学教授の方は、「博士」や「大学教授」になるためにはどのような道を進んでいけばよいのかということを語られた。その道程の長さにため息をつく生徒の姿も見られた。税理士の方は、計算や数学の得意な人がこの職業に向いているのではなく、コミュニケーション力や人間力のある人、つまり顧客の要望を正しく理解し、その信頼を得て誠実に仕事に取り組んでいける人がこの仕事を続けていけると話された。また、この資格があれば、いろいろな形態で働くことができるので、女性にも人気がある仕事だともおっしゃっていた。テレビ局のアナウンサーの方は、さすがに話やその盛り上げ方が上手で、生徒たちも大いに興味を持って聴いていた。ご自身のことでは、アナウンサーを目指すために最初に入った地方の大学を中退し、東京の大学に入り直したことを紹介し、「やらなかった後悔はどんどん大きくなる」という言葉で、自分の目指すものをやる前から諦めるなと生徒たちを励ましてくださった。国連機関職員の方からは、英語力について、いまだに自分も苦労しているが、しっかりとした自分の考えを持って下手でもいいからまず伝えようとしてみることが相手に伝わることになるし、上達につながると話された。

どの講座でも、熱心に語る講師と一生懸命に聴く生徒の姿があった。いい質問をする生徒もいた。生徒一人ひとりが最初の一歩を踏み出すためにきっかけになることを期待したい。お忙しい中、お越しいただいた講師の皆様に改めて感謝申し上げます。