ニュース

中国からの訪問団との交流

校長
  • 中国からの訪問団との交流
  • 中国からの訪問団との交流
  • 中国からの訪問団との交流
  • 中国からの訪問団との交流

1月31日(木)、中国の蘇州科技城外国語学校・常熟国際学校・義烏市群星外国語学校の生徒62名と引率の先生方5名が、奈良県観光局の紹介を受けて本校を訪問し、Y2学年(高1)の生徒と交流を行った。来校した中国の生徒たちは12~14歳。年齢的にはお兄さんお姉さんになるY2生だが、今年の5月にはオーストラリアでの語学研修を行う予定の彼らにホスト役になってもらうことによって、国際交流活動の楽しさや難しさを事前に体験してほしいと考えた。

まず2限目に「歓迎式」を大講義室で実施した。Y2男子生徒による司会で進行し、私と中国の代表教員の挨拶に続いて、生徒によるスピーチがあった。Y2女子生徒からは、歓迎の言葉と交流を楽しみましょうという挨拶が英語と少しの中国語で行われた。また、中国の生徒は3校それぞれの代表が挨拶に立った。中でも、日本語で挨拶をした女子生徒は、コナンやドラえもんなどのアニメがきっかけで日本語を勉強するようになり、今回の訪日をとても嬉しく思っていると述べてくれた。

3限目には、4つのクラスに分かれての「体験交流」を行った。A組は「日本の昔遊び(あやとり・福笑い・コマ・紙風船)」、B組は「調理実習(パンケーキ)」、C組は「体育(バドミントン)」、D組は「理科実験(ジャイロ効果)」という内容が設けられ、中国の生徒たちに楽しんでもらおうと本校の教員や生徒たちが大きなジェスチャーと英語を駆使して奮闘してくれていた。中国の生徒たちも徐々に交流に慣れ始め、どの取り組みの教室でも彼らの笑顔と陽気なはしゃぎ声があった。

4限目には、Yダイニングでランチ交流を行った。中国の生徒たちは食堂業者に用意していただいた唐揚げや出汁巻き卵などが入ったお弁当を、Y2生たちは家から持参したお弁当を食べながら、互いにちょっと遠慮しながらも会話を弾ませていた。食事後は、私から日本での交流の証に修了証を授与させてもらった。中国の生徒たちにとっても、Y2生たちにとっても、多くを語り合う時間はなかったが、一緒にいることが楽しいことであるという経験をしてくれたことだと思う。最後の「さようなら」にも「再見」にも、それぞれの温かい心がこもっていた。