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アクアイナス校との交流②

校長
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9月27日(木)、アクアイナス校との交流2日目である。まずは1限目に行われたY3生徒との芸術の授業の様子を見せてもらった。

書道では、アクアイナス生各自が書いてみたい漢字一字を選んで、班ごとにそれを毛筆で書くという授業が行われていた。「山」や「美」という字が出る中で、男子生徒が選んだのは「魅」。これには本校生もちょっと驚いた様子。書き順を教えなければならないので、そこでまず一苦労があった。絵を描くように文字を書くアクアイナス生の様子に、「塗り重ねるのではなく、ひと筆で書くように」とジェスチャーを交えながらの指導が行われていた。

音楽では、日本の歌として「ふるさと」を贈った後で、オーストラリア発祥の、彼の国を代表する歌「ワルチングマチルダ」に皆で取り組んだ。少し哀愁を帯びた、優しく叙情的な歌である。一度二度と歌ううちに本校生も慣れてきたようで、きれいな合唱が聞こえるようになってきた。歌の交流は互いに打ち解けやすく、教室中がほのぼのとした雰囲気になっていた。

美術では、大きな模造紙を使って鶴の折り紙を製作していた。どの班もなかなかの大作であり、苦労のあとがうかがえる。そして、折った後は皆で色を塗り始めた。丹頂鶴の白・黒・赤というイメージからは程遠く、どの班のものもカラフルである。ワイワイと楽しそうに色を塗っている姿に、いつも彼らがそこにいるような日常の光景を感じることができた。これが若者たちの交流の速さなのだろうと思った。

この日は、M4やM3学年の生徒たちとの交流授業も行われた。そして、最後の6限目の授業では再びY3生とのLHR交流があった。MY体育館でのミニ運動会である。ラジオ体操もきちんと行い、競技が開始された。皆が最も楽しんでいたのは「ダンシング玉入れ」。音楽が鳴っている時には踊り、それが止まっている時には玉を投げ入れる。ダンス好きの両国の生徒たちにとってはどちらも面白く、キャーキャーと歓声を上げて取り組んでいた。ここでも若者たちのエネルギーと親密になる早さを大いに感じさせられた。見ているこちらも大笑いし、楽しませてもらった。