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第11回MY尚志祭②

校長
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9月2日(日)、第11回MY尚志祭2日目である。この日も雨が心配されたが、泣き出しそうな空も生徒たちのために何とか辛抱してくれたようである。

最初に、毎年楽しみにしている演劇部の公演を見た。オリジナル作品「時のはざま」という劇である。これまで部を引っ張ってきたY3部員が中心となったシリアスな内容である。特に脚本と配役に感心した。「自分は誰かに必要とされている人間なのか」、「自分のことを受け止めてくれる人間はいるのか」など、若者たちに共通する心理をそれぞれの役者がうまく演じていたと思う。後輩部員たちの脇役ぶりもなかなかの好演であった。

演劇部公演後は、校内各教室の展示やイベントを見て回った。M1での広島平和学習についての展示やブックトーク、M2でのハワイ宿泊学習事後学習展示は毎年受け継がれているものである。M3では、フロア全体を「M3劇場」と名付けて、各クラスで教室劇に取り組んだ。新しい企画に挑戦してくれたことを嬉しく思った。M4では、白浜宿泊研修での内容を展示やイベントにして見せてくれていた。C組の写真を敷き詰めて描いた絵画作品「フォトアート」は地味な印象だが、見事なものだった。また、サイエンスホールでは、書道愛好会によるパフォーマンスが行われた。まだ同好会としても認められていない愛好会であるがゆえに、初めての尚志祭登場である。夏休み中から練習に取り組んできた成果が実り、見事な作品を完成させてくれた。

午後には、MYグラウンドを見て回った。予定通りグラウンドでの実施ができ、たくさんの人が模擬店に、野外ステージにと駆けつけてくれていた。たこ焼き、焼きそば、から揚げ、焼き鳥、じゃがバター、ベビーカステラなどにぎやかなメニューが並ぶ模擬店には長い列ができ、女子チームや男子チームのダンスには舞台前に大勢のファンが陣取っている。毎年の光景ではあるが、今年は若干落ち着いていて、行儀良い感じがした。MY体育館のバンド演奏も聴かせてもらったが、ここでも皆で盛り上がっている姿はあるものの、大きく羽目を外すことなく、舞台と観客席が一体となって、一緒に楽しもうとする様子が伝わってきた。中心になって準備運営してくれた生徒たちや係の教員の努力によるものだろうと思う。彼らの努力を大いに賞賛したい。MY生の皆さん、お疲れさんでした。