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演劇部クリスマス公演

校長
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12月14日(木)、恒例の演劇部クリスマス公演を鑑賞させてもらった。今回の公演は、何と!3本立て。顧問の教員が「一番出来がよかった」という3本目を見逃してしまったのが残念なのだが、個性溢れる部員たちの演劇とそれを楽しむ生徒たちの様子を見ることができて、良い時間を過ごせたと思っている。

最初の劇は、「白雪ンデレラ」。既存の脚本に部員たちがさらに脚色を加えながら出来上がったもののようだ。「白雪姫」と「シンデレラ」を組み合わせたのだろうということは分かるが、「さて、この2つの違いはどうだったっけ?」と私の中で早速疑問が生じ、毒リンゴとガラスの靴がごっちゃになってきた。これもこの脚本の狙いかもしれない。継母や姉たちが登場し、そこに魔法使いや小人たちも絡んでくる。衣装こそ「白雪姫」なのだが、主役の「白雪ンデレラ」もボケたり、ツッコんだりと、想像通りのドタバタ劇である。さらに、これも想像どおりなのであるが、ハチャメチャな王子の登場である。もはやストーリーよりも、若手漫才のような会話のテンポが勝負といった展開である。

彼らのどういう点が成長したのだろうと考えてみた。確かにセリフ回しは慣れたものになってきている。間合いの取り方もそれぞれに上手くなってきたように思う。ただし、それらの馴れがやや自己満足に陥っているような感じを受ける。「もっと真剣に、もっと面白く」が欲しいと感じた。

「白雪ンデレラ」に続いて、「もしも屋」というコントが演じられた。そして、その後に「Endless Despair ~先生を絶望させると世界が終わる~」という劇があったようだ。すべてを鑑賞することはできなかったが、やはり部活動での生徒たちの活躍を見るのは楽しいものである。今後の彼らの精進と活躍を期待したい。