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県高総文祭総合発表(室内楽部)

校長
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11月23日(木・祝)、奈良県文化会館国際ホールで、第32回奈良県高等学校総合文化祭の総合発表が行われた。この催しは、文化活動に励む県内の高校生が日頃の成果を発表し合うためのもので、10月29日(日)から県高校文化連盟の各部会で行われた選考や審査、演技等の中から選ばれた各校の文化部等の発表がステージで繰り広げられた。

今年の幕開けは、天理教校学園高雅楽部による演奏と舞で始まった。今年の生徒実行委員長がこの部に所属していることによるのだろうが、スモークマシンを使って舞台全体を煙で覆うなどの凝った演出に感心させられた。続いての開会式典では、いつものように各校の代表者がそれぞれの校旗を持って登場する。今年のテーマ標語は「魂よ 今研ぎ澄まされし感性を 青春の風に乗せて」。力強く勢いがあり、かつ柔らかく爽やかな標語だと感じた。

各部会発表では、「小倉百人一首かるた部会」の「かるた実演」が面白かった。演劇仕立ての競技紹介になっていて、札を取る時の真剣さと素直に勝利の喜びを表現する姿のギャップがなかなか可愛らしかった。そして、この部会発表の最後に登場したのが、本校を含む「器楽部会」の生徒たちである。平城高・帝塚山高・東大寺学園高・奈良学園高、そして本校の生徒たちが楽器を手にして舞台に並んだ姿は壮観であった。演奏は、エルガーの「威風堂々」。中間部が有名だが、全曲を演奏するとなるとなかなか手強い曲である。彼らはそれを見事に演奏した。先生方の指導によるところも多いと思うが、高校生ならではの若さと可能性がこうしたパワーになったようだ。フィナーレでは、このオーケストラに「合唱部会」の生徒たちが加わってのヘンデルの「ハレルヤコーラス」。舞台いっぱいに居並んだ高校生たちによる演奏は圧巻であった。演奏している者も聴いている者も満足感に浸ることができたと思う。高校生たちからたくさんの元気をもらえた日であった。