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高校男子バスケットボール部公式戦

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5月14日(日)、全国高校総合体育大会県予選(インターハイ予選)兼第64回近畿高校バスケットボール大会県予選の2回戦が行われ、本校も男子の会場校の一つとなった。会場校でもあり、その第1試合に本校が出場するので、ぜひ応援に来てほしいと顧問から誘いを受けたので、ベンチで観戦させてもらった。対戦相手は榛生昇陽高校。試合前の練習を見ていると、メンバーは少ないものの、キレのある動きをする選手がいる。侮れない相手のようだった。

本校の選手たちも、会場校チームでもあり、応援の生徒や保護者もたくさん詰めかけていたことから、いつも以上に気合いが入っているようだ。ウォーミングアップでの掛け声や機敏な動きから、私にも彼らの気合いが伝わってきた。とは言え、バスケットボールに関してはまったく素人の私である。おおよそのルールは知っているものの、高校男子のスピードや迫力がこれほど凄いものなのかと試合前から目を丸くする有様であった。

試合が始まった。本校の出足が早い。次々にボールを奪い、相手陣内に攻め込む。あっという間に10点差がついた。もちろんこれには今まで懸命に練習してきた走力やフォーメーションなどが生かされているのだろうが、素人の私には、「最初からこんなに飛ばして大丈夫なのだろうか」と、喜びつつも不安な思いがよぎってしまう。さらには、「あのシュートが入っていれば、もっと点数差がついたのに...」と、入れ込み過ぎたりもしてしまう。バスケットボールにシュートミスや反則はよくあるものだということが、もっと点数が開き、余裕を持って見られるようになってから、ようやく気付き始めた。しかし、相手校の選手もなかなかタフである。あまり選手交代ができない中、フル出場している選手が果敢にゴール下に飛び込んでシュートを打ってくる。上手くボールを回す。その諦めない気持ちに拍手を送りたい気持ちにもなってきた。

終わってみれば大量の点数差で本校が勝利した。普段の生徒たちの努力が実ったことを大いに喜びたい。終了後に、生徒たちが私に観戦の御礼を述べに来てくれた。彼らに、「今日の気迫で次回に臨んでください。期待しています」と言葉をかけさせてもらった。いい笑顔と輝いた目、ちょっと誇らしげな様子に、こちらも嬉しくなった。