M1生が出前授業を受けました
M1(小5)年を対象に関西電力奈良支店から講師をお招きし、理科の出前授業「エネルギー教室」を行いました。
まず、電気がみんなの家にあるコンセントまでやってくるまでの道のりについて教えていただきました。コンセントの先は分電盤、その先は電力計、柱上変圧器、さらにその先は送電線を通って変電所から発電所に至る道をイラストや写真で辿りました。
また、風力発電や水力発電、太陽光発電、火力発電、原子力発電など、さまざまな発電所があることを教えていただきました。さらに、発電所でタービンや水車を回して電力を生み出す原理や仕組みについてお話しいただきました。発電の仕組みのお話に関連して、蒸気の力でタービンを回して実際に発電する実験を見せていただきました。
その後、チームごとに配られた実験キットの手回し発電機でコンデンサーに電気を貯め、扇風機を回したり、まめ球やRED球を点灯させたりする実験をしました。
後半はそれぞれの発電方法の利点と問題点について教えていただきました。その中で、原子力発電所で課題となっている放射能について、その特性を学びました。それぞれのチームに配られた放射線量を測定する「ベータちゃん」を使って、ガラスや湯の花、自然塩、加工塩などの放射線量の測定をしました。
また、装置と対象物の間に紙や鉄板を挟むと、放射線量がどのように変化するのかを調べました。放射線の性質については、「まず正しく知ることが大事である」と教えていただきました。医療現場などでは放射線を利用して命を守ることにも役立っていることも教えていただきました。