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P3(小学3年) 琵琶湖で宿泊学習を行いました

 
 

奈良学園小学校の3年生の児童たちが、琵琶湖で宿泊学習を行いました。
今回の学習は、水質について調べる授業の一環。
学園では敷地内の水場や水道水を調べたり、奈良文化女子短期大学の磯部ゆう教授の「水の中の生き物」についての講義を受けたりと、事前学習も行ってきました。

初日は魚釣りや貝拾いをして、湖畔の生き物について調べました。
わずか1時間の間に16匹の魚を釣り上げた児童もいましたが、全てブルーギル。フナなどの在来種はほとんど見られず、外来種が繁殖していることを確認しました。
また貝拾いでは、汚い水には生きられない指標生物の「カワニナ」が多く見つかりました。

2日目は水上スポーツのインストラクター「BSC」の方に協力していただき、カヤックや大型ヨットに乗りました。
特にカヤック漕ぎは、ほとんどの児童が初めて。2人一組のバディを組み、インストラクターの皆さんの説明を受けながら挑戦しました。
その上達ぶりは、先生も目を見張るほど。午後からはクラス対抗でのカヤックリレーもしました。
児童からは「もっと大変かと思ったけど、意外に上手く出来て楽しかった」「もっと乗っていたかった」などの声も聞かれ、皆楽しんでくれたようです。

3日目は環境調査船『MEGUMI号』に乗り込み、琵琶湖の水質調査です。環境体験学習などを受け付けるオーパルオプテックスの方の説明を聞いたり、船内に完備された顕微鏡などを使ったりして、みんなで湖の水質の確認や、植物プランクトンのボルボックスを初めとして、たくさんの琵琶湖の微生物を観察しました。その後、琵琶湖博物館を見学し、実りある宿泊学習を終えました。