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P2(小学2年)生が吉野で宿泊学習を行いました

 
 

晴天に恵まれた5月19日と20日の両日、吉野山でP2(小学2年)宿泊学習を行いました。児童たちは笑顔でバスに乗り込み、一路、吉野の竹林院群芳園へ向かいました。開宿式を行った後、児童たちはきちんと正座をして、奈良県産の食材を生かしたちらし寿司と三輪そうめん、カスタードあんをくずもちでくるんだ笹巻カスタードをデザートに昼食をおいしくいただきました。

続いて、護摩焚(だ)きの法要に参列するため櫻本坊へ。赤々と燃え上がる炎に護摩木が焼かれ、お堂内に煙が充満するその雰囲気に、児童たちは驚きながらも手を合わせて願い事を唱えていました。そして、修験道と役行者(えんのぎょうじゃ)の話から、自然の中に生かされていることに気付き、お互いを敬意し平和を求めていくことが大切だという巽良仁住職の法話を熱心に聞いていました。

法話の後は、鳥の鳴き声に耳を澄まして、風や土、草木の匂いを感じる「サイレントウォーク」に出発し、如意輪寺へ向かって急な山道を歩きました。山伏姿の巽住職が先導し、列の中央と最後尾に2人の山伏姿の僧がホラ貝を吹きながら、児童たちの安全を見守ってくださいました。児童たちは疲れた表情の中にも、歩き切った達成感を味わっていたようでした。

2日目は蔵王堂を見学した後、吉野地域の特産品の和紙作りやマイ箸作りに挑戦しました。児童たちは1泊2日の集団生活を通して、友達と協力することや持ち物の整理整頓を手際よく行うことなどを学び、また一歩成長した様子を見せてくれました。