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小学校卒業式

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3月17日(土)、プライマリー4年間、そしてミドル2年間の6年間の小学校課程を終えた子どもたちの卒業式がありました。今年度で創立10年を迎える本校においては、第5期生の卒業です。

子どもたち一人一人は、呼名のあと、大きな返事をして清々しい目で卒業証書を受け取りに来てくれました。「卒業」という一つの節目をどのように迎えるのか、その思いを堂々とした姿として見せてくれました。

子どもたちには、次のような言葉を伝えました。「今年、韓国の平昌(ピョンチャン)ではオリンピック・パラリンピックが行われています。...その中でも、銅メダルをとった女子カーリングチームのことは、マスコミでも多く取りあげられたので、皆さんの中でも関心を持っている人がいるのではないかと思います。でも、メダリスト、という言葉からは華やかな雰囲気を感じますが、彼女たちの競技生活は決して恵まれた環境であったわけではありません。『自分たちを信じてやっていけばメダル獲得も夢ではないと思い続けて最後までやった結果、銅メダルを持って帰ってくることができた』『一人一人が口に出せず秘めていた夢が、5人集まると目標になり、一つの現実になった。限界は人が決めることではなく、自分自身でしっかり乗り越えていくものだと思う』こんな一人一人の言葉からは、数々の困難を乗り越えてきた重みを感じます。人生の分かれ道に立った時、やめてしまうのか、続けるのか、右に行くのか、左を選ぶのかは、みなさん一人一人が考えて選んで生きていかなければなりません。選んだ結果は、一人一人の責任です。自分は何を考えているのか、何をしようとしているのか、自分で自分をしっかり見つめる力を持つことで、人生の岐路に立った時、自信をもって人としてより良く生きる自分の道を選ぶことができるのです。そんなとき校訓である『尚志』高い志を持ち、『仁智』思いやりの心と知恵と、『力行』あきらめずにやり遂げる、という強い意志を持って臨んでいれば、その姿を見ている人、それを応援してくれる人が必ずいます。...奈良学園小学校を卒業しても、私たちは皆さんを応援し続けます。」

5期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!