坂口さんの退職
2月 10日(金)、本校スクールバス運転手さんの坂口正彦さんが晴れて定年退職を迎えられ、その最後の乗車後に教職員でお別れ会を行いました。
本校スクールバスの運行は、奈良交通株式会社にお願いして、運転手さんを派遣してもらっています。坂口さんは、開校2年目からずっと本校のスクールバスに関わって来られました。奈良交通で約40年、本校に派遣されて8年の長きに亙ってバスを運転してこられました。そして、会社の規定により、この日が最後の運転となりました。
まずは、坂口さんの最後の乗車となる18:05発の祝園行バスの見送りに行きました。そこには、今は中学生となった娘が小学校時代にお世話になったという保護者の方が坂口さんへのお礼を述べるために来ていらっしゃいました。また、クラブを終えてスクールバスに乗る中学生たちも坂口さんの元へ駆け寄っていました。陽気で、優しくて、いつも温かく見守ってくれた坂口さんの人柄を、多くの児童・生徒たち、保護者の方までもが慕っていたのだと感じました。そして、「気を抜かず、安全運転で行ってまいります」と、坂口さんは丁寧に挨拶され、最後の運行に出発されました。
私たち教職員は、坂口さんの帰校を見計らって、スクールバスの車庫へ、皆でお別れの挨拶に行きました。「子どもたちの登下校の安全だけではなく、私たちと一緒に子どもたちの成長に関わってくださったことを感謝いたします」と私からお礼の言葉を述べさせてもらい、皆の寄せ書きと花束を贈りました。坂口さんからは、「この学校の子どもたちと接することで、この年になっても若々しくいられたと思います。子どもたちからたくさんのことを教えられました。8年間、スクールバスを運転させてもらったことを本当にありがたく思っています。この学校がますます発展するように祈っています」と挨拶がありました。学校の発展や子どもたちの成長に、本当に様々な素敵な人が関わってくださっているのだということを坂口さんの言葉から改めて教えていただいたと思いました。
坂口さん、本当にお世話になりました。お元気で!