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P・M芸術鑑賞会

校長
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11月24日(木)、P・M芸術鑑賞会を開催しました。今年度は「倭太鼓飛龍」の方々にお越しいただき、和太鼓演奏を鑑賞しました。「倭太鼓飛龍」は、1998年和太鼓奏者の飛鳥峯英さんによって結成され、日本最古の伝統楽器である和太鼓を使って、最も新しい音楽を創る事を目指し国内外で幅広く活動している団体です。

まず午前中にP生たちに向けての公演がありました。舞台正面には人の背丈ほどもある大きな太鼓が置かれています。その大きさにP生たちは目を丸くしていました。そして公演が始まると、それぞれの太鼓が強く打ち鳴らされ、その振動が直に身体に伝わってきました。和太鼓の良さは、やはりこの響きを直接感じるところにあると言えます。次のプログラムでは、3人の鉦を持った演者が一人ずつ登場してきました。それぞれが奏で合う鉦の音が絡み合い、追いかけ合いながら次第に早いリズムになっていきます。太鼓の迫力だけではない、小さい鉦からこんな音楽が生まれていくのかと、子どもたちは不思議そうな顔をしています。見事な演奏だと思いました。この後にあった「GOJINJYO」という曲では、能登地方の御陣乗太鼓をアレンジしたもので、仮面をつけた「鬼」が登場。演奏途中には客席に降り、先生1人と2人の子どもをさらって再び壇上へ。これが「体験コーナー」になっていました。演者のする通りに叩くように指示されるのですが、気合いの入った叩き方がうまくできずに演者たちがそのたびにずっこける有様。その光景に客席から大きな笑い声が上がっていました。そして、フィナーレは「天翔ける」という曲で、すべての太鼓が壮大に打ち鳴らされます。最後は大きな太鼓にまたがっての演技もありました。

午後からのM生たちも同じプログラムを鑑賞しましたが、ここでも和太鼓の迫力に皆真剣に聞き入っていました。「太鼓は、生きる力であり、喜びである」と開会の挨拶で語らせてもらったのですが、まさにその通り、児童・生徒たちに元気を与えてくれたようです。