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P4天体観測会

校長
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9月23日(金)、P4生の希望者を対象にした天体観測会を行いました。21日(水)にも予定されていたのですが、この日は天候が悪く、残念ながら中止となりました。この日も天候及び雲行きが危ぶまれましたが、夕方には何とか観測が可能な状態となりました。18:30に学校に集合したP4生たちは、まず理科室で、今日の観測のポイントについて、理科担当のA先生から説明を受けました。

この観測会では、「月・夏の大三角形・北極星」が観測のポイントなのですが、残念ながら「月」については、ちょうど下弦の月にあたる時期で、もっと遅い時間にならないと見ることができないそうです。それでも、A先生からは、月についての興味深い話を聞きました。「地球を直径50センチメートルのこの地球儀だと考えると、月はどれぐらいの大きさでしょうか? 次の4つから選んでください。①ドッヂボール、②CD盤、③500円玉、④5円玉」や、「地球と月との距離はどれぐらい離れているでしょうか? 両手を伸ばしたぐらい? 教室の横の広さぐらい? それとももっと遠い?」といったクイズを折り込みながら話が進みます。児童たちは意外な答えに驚いたり、説明に納得したりと月についての知識を深めました。

次は、「夏の大三角形」。これについては子どもたちもすでによく知っており、「ベガ」、「アルタイル」、「デネブ」と3つの星の名前がどんどん出てきます。それぞれの星を含む星座名も答えることができていました。「今日はまず頭の真上の明るい星ベガを見つけてください」という説明を聞いて、教室にもかかわらず、さっそく頭上を見上げる者がいました。

説明を聞いた後は、いよいよY棟屋上にある天体観測ドームに登ります。少し雲がかかっていましたが、頭上のベガや火星を肉眼でも見ることができました。本校自慢の150mm口径の屈折望遠鏡をそれらの星に合わせて、児童たちが交替で観測します。「火星って、ほんとに赤いんだ!」、「ベガって、ダイヤモンドが集まったみたいにキラキラしてる!」などと歓声が上がります。遠くの星が目の前に現れる様子に、皆感動しているようでした。雲の切れ間には、アルタイルとデネブも見ることができ、「夏の大三角形」を確かめることもできました。夜の学校での、宇宙や星との語らいに、児童たちは満足してくれたと思います。