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P4田植え

校長
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6月10日(金)の梅雨の晴れ間、P4(小4)生が田植えを行いました。4月の末にもみまきを行い、皆で育ててきた苗を持って、クラスごとに校内の棚田に向かいました。

まず、「ならグリーンファーム」の飯田さんの指導で苗の植え方を学びます。「束を4~5本単位に分けて、それを優しく人差し指と中指でつまむようにしてください。5本の指でしっかり持ってそのまま土の中に押し込むと穴が大きくなって、うまく苗を植えることができません」と身振り手振りで教えてくださいます。児童たちも一応は聞いてはいるのですが、彼らの関心はどうもこれから足を踏み入れる田んぼにあるようで、「虫がいる!」「深いのかな?」「冷たそう」などの声が聞こえ、担任から注意を受ける場面も。

そして、いよいよ田んぼに入ります。用心のため、靴下を履くことを勧めていますが、裸足で入る者もいます。「わー、きゃー、すべる~、足がぬけない~」とここでも目的を忘れてしまっているP4生たち。少しずつ慣れて安定を保てるようになってきたところで、苗を植えていきます。ロープを横に渡して、そこの赤い印のところに沿っていけば、きれいな間隔で苗が植えられていくはずなのですが、腰がまだ安定しないのか、前のめりになって手をついたところに苗を差し込むという感じになってしまって前後左右がなかなかきれいに揃いません。また、苗の量も少ないのやら多いのやらバラバラです。そうしながらも皆の努力で一列二列と田植えの様相を呈してきました。感心、感心。

こうして、P4生たちの悪戦苦闘の結果、無事(?)田植えを終えることができました。今の大人でも、農家出身以外の方で、田植えを経験したことにある方は数少ないと思います。細かな失敗はあるものの、P4生たちのこのチャレンジを褒めてやりたいと思いますし、お米作りの難しさと大変さの一部を体験したことで、彼らも感謝の気持ちを持ってご飯をいただくようになるでしょう。もちろんお米作りはこの田植えで終了ではありません。ここからの手間暇が大切です。それも知った上で、11月の稲刈り・収穫祭を迎えてほしいと思います。